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↑親ガニを半分に切ったもの。左の前かけの内側に付いているツブツブが外子(卵)。中央が味噌(肝臓と膵臓をあわせもつ中腸腺)、甲羅のすぐ内側にあるのが内子(卵巣)です。 |
資源保護のための漁獲規制が
されている高級食材!
今回は、冬の味覚・ズワイガニ。中でも貴重なメスを使った、鳥取県のカニ汁を中心にご紹介します。
ズワイガニはブランド名や地方名が数多く、ともすると違う種類のカニと間違われがち。整理すると…
【鳥取県などの山陰地方】
♂…松葉ガニ ♀…親ガニ
【石川、富山県】
♂…ズワイガニ ♀…コウバコガニ
【福井県】
♂…越前ガニ ♀…セイコガニ
大雑把にはこんな感じです。さて、なぜ珍重されるのか? ズワイガニは資源保護のため漁期の規制があり、富山県以西の海域では雄は11月6日〜翌年3月20日まで、雌は雄と同じ解禁日から翌年1月10日までの約2か月。新潟県以北の海域では、雄雌ともに10月1日〜翌年5月31日までしか漁ができないため、稀少なものになるのです。かつては、東京のスーパーなどではあまり見かけない食材でしたが、最近はグルメブームのおかげで高級スーパー、百貨店でも見かけますし、通販で取り寄せることもできます。
カニ汁に添えるご飯は、鳥取名物『ののこ飯』。見た目はいなり寿司のようですが、酢は使っておらず、作り方が珍しいお料理で、袋にした油揚げに米と具を入れて炊き上げるというもの。本来は三角形の形をしていて、その形が「布子〈ぬのこ〉」(綿入り半纏)に似ていたため、「ののこ飯」と名が付いたのだとか。また、米が貴重だった時代に行事食として振る舞われたことから、別名「いただき」とも呼ばれているそうです。